秋田県湯沢市の小高い山の中腹から湧き出た水が斜面を勢いよく流れ落ちてくる。 豊富の水量を誇る「くぞわたの清水」。 水温は十度前後。水量が豊富で一年を通じて枯れることがない。
昔、山師の『くぞう』が鉱脈を見つけようと山を堀り進めていた。そのうち徐々に寒さが増し手がかじかみ、足が震えるので、綿入れを着て作業を続けた。 すると湖のようなところに突き当たった。 どうやらその湖は湧き水の水源らしく、『くぞう』が『綿入れ』を着て掘り当てたことから、『くぞわたの清水』と名付けられたと言われている